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株暴落時に資産を増やすには?

株が暴落した後に割安な銘柄を仕込む。などの

アドバイス記事は散見されるのですが、

暴落中はどうしたら良いのか?

という情報はあまりありません。

だいたいキャッシュ最強。

という逃げ選択か、

インデックスファンド商品を

ドルコスト平均法で仕込みましょうという感じです。

消極的資産管理ですね。

積極的資産管理方法を考察してみましょう。

 

〇VIX指数(恐怖指数)

日経下落時おススメ度★★★☆☆

 

シカゴオプション取引所がS&P500種を対象とする

満期30日のインプライド・ボラティリティから算出してる指数。

投資家が不安を感じるほど数値が上がる。

ようするに主に米人が恐怖するほど上がるというわけですね。

メリットとしてはとにかく振り幅が大きい。

 

こちらはVIX短期先物指数(1552)である。

2014年などは21万円を付けている。

今(2020/2/18)は4700円前後。

 

凄い右肩下がりですよね。

これは楽観に包まれてる。というだけではないのです。

先物取引にはコンタンゴの減価というのが存在しており、

基本的にはショート(下がる方に賭ける)が儲かる仕組みになっています。

細かい事は置いといてごくごく簡単に説明します。

先物と言うのは未来を予測する市場で

どれほど先の未来かを指すのは限月で現わされます。

「先物第1限月」「先物第2限月」・・・など

数字が大きくなるほど長期保有という事になります。

先物を保持し続けるためには

価格調整額

が存在します。

ロールオーバーコストと言い、

長期保有の場合、期日が後の先物に乗り換える必要が出てきます。

例えば第1限月10円から第2限月11円に乗り換える。

それを毎月繰り返し保持し続ける。

基本的に期近より期先の方が価格が高い為、

(↑今回この理由は端折ります)

乗り換えの際、

第2限月11円-第1限月10円=1円という感じで

1円のコストがかかるのです。

(数字は分かりやすくするために適当に決めてます)

この1円のコストが要因の1つとして

価格が下がり続けるんですね。(コンタンゴの減価)

逆にショートポジションの場合は、

この1円が貰える。

と考えると分かりやすいかと思います。

なのでショートポジションが儲けやすいんですね。

 

そして相場が急変(米人が恐怖)した時に

バックワーデーション(逆ザヤ)になり大きく上昇するでしょう。

バックワーデーションはコンタンゴ(順ザヤ)の逆の状態ですね。

第1限月11円から第二限月10円のような感じ。

 

コンタンゴ状態は8~9割の状態で発生し(ショート優位)

バックワーデーションは1~2割です(ロング優位)。

VIXをロング(買い)で儲けるためには

ここを狙わないといけないので

ロング(株の暴落時VIXで儲けたい)の場合

短期」で勝負する商品になります。

 

 

通常時はショートがどれだけ美味しい商品か分かりますね。

(コンタンゴはトウモロコシ、原油、天然ガス、BTCなどの

CFDでも発生します。)

もっと知るのが早かったらショートしてたのに・・・

次景気回復相場が来た時は是非ショートで稼ぎたいですね。

 

VIX短期先物指数(1552)は

通常の株口座で取引出来ます。

 

 

〇ベア型投信

日経下落時おススメ度★★★★☆

 

ベア、ブルって聞いた事ありますでしょうか?

ベア:相場が弱気。熊が前足を振り下ろす仕草から

ブル:相場が強気。雄牛が角を下から上へ突き上げる様子から

 

という事で、

今回は熊さんが凶悪な前足を振り下ろすパターンを想定しましょう。

ベア型の商品はどういうのがあるでしょうか?

SBI 日本株3.7ベアⅢ 

運用会社SBIアセットマネジメント

レバレッジ比率:3.7倍

基準となる指数:日本株

楽天日本株トリプル・ベアⅣ

運用会社:楽天投信投資顧問

レバレッジ比率:3倍

基準となる指数:日本株

日本トレンド・セレクト リバース・トレンド・オープン

運用会社:日興アセットマネジメント

レバレッジ比率:1倍

基準となる指数:日本株

日本債券ベアファンド(5倍型)

運用会社:T&Dアセットマネジメント

レバレッジ比率:5倍

基準となる指数:日本債券

 

↓これらの商品は楽天証券で購入出来ます。

楽天証券が手数料安いかと思います

楽天証券

レバレッジ比率とは

少ない投資資金で大きな取引を際の比率です。

例えば10万円の資金でレバレッジ2倍となると

20万円の取引を行う事になります。

気を付けたいのが

変動幅(額)」ではなく「変動率」で動く事です。

これが一番大きいデメリットかもしれません。

「日経が100円動けば200円程度の価格変動が起きる」

のではなく。

「日経が1%動けば2%程度の価格変動が起きる」

のです。

これが何か問題でも?と思ったかもしれませんが

大問題なのです。

例えばスタート時

日経10,000円、レバ2倍投資商品10,000円の同額だとします。

 

 

日経平均 前日比変動率 レバ2倍変動率 レバ2倍商品価格
10,000円

0%

0%

10,000円
10,300円

3%

6%

10,600円
9,800円

-4.85%

-9.7%

9,572円
10,000円

2.04%

4.08%

9,962円

日経平均が10,000円に戻ってきたのに対し、

レバ2倍商品は9,962円になってしまっています。

ヨコヨコ相場では

レバがかかった商品は目減りしてしまうのです。

 

短期間で日経平均がどんどん下がって7千円になっていきました!

みたいな事になるとかなりの儲けが期待できるでしょう。

しかし、どちらともなく上がったり下がったりしていると

少しずつ価値が減っていき、

大きな上昇なんてしたらもちろん大損です。

 

長期投資だと

日本トレンド・セレクト

リバース・トレード・オープンが良いかな?

ただ運用方針がアクティブ型ですし、

信託報酬/年はそこそこ高いですね。

楽天ポイントで定期小銭購入とかで

ドルコスト平均法で買い進めるのもありかもしれませんね。

かならず目論見書はご自分でご確認くださいませ。

楽天証券

 

〇債券

日経下落時おススメ度★★★☆☆

 

債券については奥深すぎるので

ご自分でお勉強してくださいませ。

と言うのも、

一般的には

金利が上昇⇒債券下落⇒株価上昇

金利が下落⇒債券上昇⇒株価下落

と言われていますが、

今は日銀の金融緩和で債券市場は歪んでいますし

なんなら今すでに債券は上がり過ぎと言われています。

現状株も上がり過ぎだと私は思っています。

 

日本国債は銀行が大量に買ってますので

金利を上げる事も中々難しいでしょう。

 

という事で私にはどうなるか分からないので

ご自分でお勉強してくださいませ。

ごめんなさい_(:3」∠)_

 

 

〇暗号資産

日経下落時おススメ度★★☆☆☆

 

デジタルゴールドなんて言われてますね。

株下落時の避難先になる可能性もあると思います。

しかし基本的にはそんなに信用されていない。

真っ先に清算されやすい資産ではあるかもしれません。

税金計算の煩雑さ。

税金の高さ。

自分のトラブルによるゴックスの可能性。

盗難の可能性。

等々

他の金融資産の中で

値動きと関係ない所でのリスクも大きいです。

分散投資の一部としては良いと思いますが、

大金を突っ込むのは個人的にはおススメ出来ません。

まずは保存方法(コールドウォレット)などを

しっかり勉強してから手を出しましょう。

 

 

〇金・銀・プラチナ

・金

日経下落時おススメ度★★★☆☆

有事の際の金。

 

                    引用BullionVault

2008年9月にリーマン・ブラザーズが破綻しています。

その当時は流石に金も売られたようです。

追証用の資金確保などの為にやはり一度は売られるようですね。

しかしあっという間に復活。

そして全体的に右肩上がり。

今回、金融ショックが起きた際も一時的に売られる可能性もあります。

すでに結構値上がりしてるのも気になりますが、

ドルコスト平均法で毎月定期購入するのも良さそうです。

どちらかと言うと一通り下落してから買い始めるのが吉か。

 

 

・銀

日経下落時おススメ度★★☆☆☆

2009年8月以降のETFのデータです。

 

                             引用BullionVault

金と違って割と落ち着いてますね。

実は金の価格と銀の価格が80倍以上開くと

金融危機が起こりやすいと言われています。

金が51,733USDに対して銀が591USDですね。

(2020/2/20現在)

すでに87.5倍です。

銀は工業用の需要が50%以上なので、

景気減速で企業の仕入れが減ってしまうので

金と銀は違う動きをするのですね。

 

 

・プラチナ

日経下落時おススメ度★★★☆☆

                    引用BullionVault

プラチナは金より希少です。

プラチナも工業用の需要が60%で、

景気と連動してしまいます。

また、産出国が出し渋りをすると値段があがります。

2010年の上昇は出し渋りのようです。

 

長期的な価値で言うといつか金を超える可能性もあり得ますね。

ただ金融危機時の資産としてはちょっと怪しいか?

 

金が一番良いかもしれませんね。

↓SBI証券で取引出来ます。

 

 

〇個別株ショート

日経下落時おススメ度★★★★★

 

個別株のショートが一番シンプルですよね。

ではどの銘柄をショートしたら良いのでしょうか?

まず日経平均 寄与度ランキングというものが存在します。

日経平均の値動きに対して一企業の値動きが

どれだけ影響を与えるかを示すものです。

 

平均といいつつ平均ではないのです。

寄与度の大きい企業の株価が上がれば

寄与度の低い企業が下がっても日経平均は上がる事があります。

ファーストリテイリング、ソフトバンクの寄与度は

凄まじい物がありますね。

 

ショートの対象となる銘柄としては

1.ショートが出来る(←これが✖ならもう✖)

2.寄与度がなるべく大きい

3.介護などのこれから伸びる業種(国策)ではない。

4.不景気のあおりを受けやすい業種。

5.直近の業績が悪化している

6.出来高が多い

などですね。

 

ファーストリテイリングはユニクロとかを運営してる会社ですね。

1.〇 

2.〇

3.△

4.✖ 安い服などは不景気で売れる

5.✖ 未だに売上ぐいぐい伸びてる

6.〇

 

こんな感じで評価していきます。

もちろん金融ショックの時は業績云々関係なく

ほぼ全ての銘柄が売られます

特に寄与度の大きい基幹銘柄は標的になりやすいでしょう。

なので脳死でファーストリテイリングを選択するのも

ありだと思いますが、

少しでも儲ける確率を上げるべきだと思います。

正直日経に影響を与えるほどの大企業だと

色んな事業に手を出してるので、

一概に判断出来ないんですけどね。

 

8035 東京エレクトロンは半導体製造系ですね。

業績は毎年綺麗に伸びてますが、

投資抑制やらで不景気のあおりを受けやすそうな気がしますな。

候補です。

 

6971 京セラ 電気機器

新型肺炎でiPhoneの生産に支障出て

電子部品系の伸びが悪くなりそうですね。

自動運転技術等の需要はありそうですが、

ここも候補に入れて良いでしょう。

 

細かい事は調べてませんが

こんな感じで大まかに候補を挙げていき

そこから詳しく調べ候補を絞り

複数に分散売りすると良いかと思います。

 

買いは家まで売りは命まで

という恐ろしい言葉もある通り、

特大材料が出る可能性とかもあるので、

必ず分散しましょう。

 

あと、信用売りは貸株料を払わなければなりませんので

長期で持つ事は考えないようにしましょう。

土日祝日も取られます

 

 

〇日経225先物ショート

日経下落時おススメ度★★★★★(短期トレ)

 

デイトレードで取引される方が多いかもしれないです。

というのも株券が存在しない為

株と違って差金決済が可能です。

その為、一日に何度も売ったり買ったり出来ます。

 

さらに金利や貸株料がかからない為、

取引手数料だけですみます。

夜間取引も出来る。

 

問題点は

日経225miniの最低取引単位(1枚)が日経平均株価指数の100倍

日経225の最低取引単位(1枚)が日経平均株価指数の1,000倍

証拠金は取引所によりますが

楽天証券でいうと(2017/3月時)

miniが75,000/1枚

日経225先物(ラージ)が750,000/1枚

2020/2/21日時点の日経平均が約23,000

miniだと75,000で2,300,000

もの取引が出来るのです。

恐ろしすぎますね。

デイトレ用の商品と思った方が良いかと。

先物ですけどね(笑)

 

 

 

〇REIT(リート)

日経下落時おススメ度★☆☆☆☆

下落後おススメ度★★★★☆

 

「不動産投資信託」の事で、

投資家が投資した資金で不動産投資を行い

そこで得られる賃貸収益などを投資家に配当する商品。

日本版は「J-REIT」と呼ばれる。

 

メリット

・株と同じように簡単に売買出来る。

・委託を受けた不動産のプロが複数の不動産を購入し

 運用する(分散投資)

・物件の管理不要

・少額から可能

・種類が複数あり住居特化型や

 ホテル特化型、地域別リートなども。

・投資法人なので、利益の90%超を

 分配すれば法人税が課されない為

 高い分配金が得られる。

 (利回り4%近い)

 

デメリット

・融資が受けれない。

 不動産の最大のメリットである借金が出来ない。

 不動産は現物資産を生かしてどれだけ借金が出来るか

 「借金力」

 と言うのが大事だと思うのですがそれが出来ません。

 融資を受ける事によって

 元手に対して大きな収益を得ることが出来ない為

 不動産のようで不動産とは言えない。

 

・当然ながら地震・火災・建築規制などの

 収益減少リスクも伴う。

 

・金利変動リスク

・上場廃止リスク

・当然元本や利回りは保証されていない。

         引用:アセットマネジメントOne

リーマンショック時には大幅に暴落してます。

不景気には弱いと思っておいて良いでしょう。

 

金融危機前であろう今は

個人的には”今”買うのはおススメしません。

 

しかし、長期で見ると配当も良く

ある程度下落してから買うのはありかもしれません。

価格が下がってから買い始めて

価格が回復した際の利率

は凄まじい事になるかと思います。

 

楽天証券